今回は アプレの症状に さすがの私もちょっとあせりましたが(汗)
ネットの お知り合いの方(勝手に知り合いにしちゃいましたが 恐れ多いお方です) kokoさんが この時期のワンの体調について かかれてたので転写させて頂きました ↓ここからに なります ジメジメ、ベタベタ、嫌~な 梅雨シーズン真っ只中ですが、ワンちゃん達は元気ですか? 「狂犬病注射も終わったし、フィラリア検査も終わったし、予防薬もらって一安心」 なんて思ってしまいますが、意外と危険な季節なのです 人間も気温の変化に体調を崩しやすいのですが 湿度が大敵のワンコ達は、何倍も過ごし辛い季節なのです 気温が高くなくても、湿度が高いと息苦しいようなぁ。。。? ワンコは、まさにそれなのです。 急に激しい下痢や嘔吐をしていませんか? 急性大腸炎や急性胃腸炎は、突然始まって1日に何度も繰り返したり 少し血液交じりの噴出すような水下痢をしたりします。 飼い主さんは「どうしたの?!パルボかしら?!」 と、大慌てで夜間救急病院に駆け込んだりしてしまいます。 成犬の場合は1日絶食して注射をしてもらえば、あとは飲み薬で落ち着きますが 下痢や嘔吐の回数によっては脱水症状を防ぐ為に皮下点滴をしてもらうと安心です でも、子犬や老犬、持病を抱えている子は体力が無いので危険です。 血管からの点滴を12~36時間受けてもらうほうが安心でしょう ただし入院しなくてはいけないので、ちょっと寂しい ですね。 その辺は主治医の先生と相談しましょう。 KOKOポイント 便に異常があった時は必ず、その便を病院へ持参して下さいね。 突然の事で慌てて忘れてしまう飼い主さんや、 水のような下痢だからといって持ってこない飼い主さんがいますが 唯一、症状が確認できる大事な証拠です 汚くても構いませんので、ビニール袋に入れて提出してくださいね さて、次の多いのがテンカン発作です。 テンカンは脳の病気です。 生れつき頭蓋骨にお水が溜まってしまう水頭症などの先天性の物や、 事故や怪我、病気の後遺症、脳腫瘍、加齢などによって発症する後天性の物があります。 頭蓋骨になんらかの圧力が掛かると発作を起こす事が多く ストレスや興奮、そして梅雨時に多く発生する低気圧や これから多発する台風、ゲリラ豪雨 など気圧の変化でも発作を引き起こします。 発作は突然始まり、数秒で終わる子もいれば、数分続く子もいますが たいていは静かにしていれば元に戻ります。 発作の様子も個体差があり、物陰に隠れて動かなくなって少しヨダレが出るだけとか、 意識はあるけど少し震えてる?とか 意識を失って、歯を食いしばり、背中を反るように四肢を突っ張るとか、 さらに、その状態に加えて四肢をバタバタさせたり、排尿排泄もしてしまうなどいろいろあります。 軽度の子や数秒で終わってしまう子は飼い主さんが気がつかない時もあり 偶然居合わせてビックリしてしまう事がほとんどです。 というより、急に意識失って痙攣したら誰でもパニックになります テンカンは原因が脳腫瘍で無い限り残念ながら治す事は出来ません。 脳腫瘍の子でも、腫瘍が出来てしまった部位によっては切除が難しかったり、 年齢や、心臓疾患・腎臓疾・肝臓疾患・血液の異常などによって手術が出来なかった場合は、やはり治せません。 でも、抗テンカン剤や鎮静剤などによって症状を抑える事はできます。 テンカンの様子や、その子の体質などによって薬の量を調節したり 何種類かの薬を調合したりして、発作を抑制できているか?を確認します 治療を始めた頃は、その調整が必要な子もいますので 薬を飲んでいても発作を起こした時は、必ず受診しましょう。 その時、残っている薬も一緒に持参すると新しい薬と交換してくれる場合がありますから忘れずに ただし、薬は未使用のシート物か、錠剤に限ります。 病院で調合されてしまった粉薬ならダメかもしれません KOKOポイント KOKOはテンカンの子と縁が深いのか? これまでに3匹の愛犬(中型テリアMIX、シュナウザー2匹)と ボランティア団体さんの依頼で1年間保護していたシェルティの計4匹のテンカン持ちワンコと生活してきました 発作の程度は重症でした。 テリアMIXとシュナ1匹は捨て犬でしたので、保護した後、発作持ちである事がわかり、重度だったので里子に出さずKOKOの子にしたくらいです。 残ったシュナはKOKOが計画繁殖した子ですが、1歳の時の感染症で後遺症が残り 後にテンカンを起こすようになってしまいました。 重なって生活している子達もいますが、トータルすると。。。 15年くらいテンカンの子と闘病していました。 と、KOKOが経験済みだと言うところを分かって頂いて、ココからが本題です テンカンの薬は鎮静作用がある=強い薬=体に悪いかも と言って、なかなか治療に踏み切らない飼い主さんや 投薬の継続を避けたがる飼い主さんが多いです。 でも、間違っています。 KOKOは経験者ですし、一番長く飲み続けた子は1歳から飲ませた子ですが それでも13歳まで生きてくれました 途中から飼育した他の子達も10~15歳まで生きてくれました みんな薬を毎日飲んでいましたが、肝炎や肝不全にさえならず、 15歳で亡くなったシュナなどは老衰だったくらいです。 テンカンで一番怖いのは「テンカン重責」と言って、発作が発作を引き起こし 麻酔で眠らせていても痙攣が収まらず、最悪の場合は、そのまま死亡してしまう事なのです。 テンカンの発作自体が死亡原因になる事は滅多にありませんが 飼い主さんが薬に過敏な反応をして、治療を妨げると死期も早まってしまうので 怖がらず主治医の先生と相談して継続して下さい。 軽度の子なら先生の診断で、薬を一旦休止する事もありますが 飼い主さんが勝手に「最近、発作起きてないから大丈夫でしょ?」と中止するのはやめて下さいね テンカンで一番大切なことは「発作を起こさせない事」です そのほか、梅雨はムシムシしてるけど、曇ってるし とか 晴れても、そんなに暑くないし、などと言って油断しますが 真夏よりも熱中症が多い季節でもあります 最初にも書きましたが、ワンちゃんには湿度が大敵です! 涼しくてもムシムシしているときは、除湿機だけでもかけてあげましょう そして外出する時も必ず忘れないように 網戸にしてるから大丈夫!って思っている飼い主さんいますよね? 帰宅したらグッタリしてるかもしれませんよ。。。 熱中症は発見が遅れると処置をしても難しい致死率の高い病気です。 「暑いんですけど。。。。」 って、言えない子達ですから充分に配慮して、心地よくお留守番ができるようにしてあげましょう
by lca3
| 2009-07-10 10:23
| ペット
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